日本で何が一番問題なのか・・・って考えると、やっぱり財政赤字が最大の問題なんですよね・・・
財務省のHPを見ると色んな資料があるんですが、「日本の財政を考える」というパンフレットがあります。http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014_1703.pdf
まともに読んだことのある人は殆ど居ないんだと思いますが、このパンフ見ると空恐ろしくなりますね・・・
5ページ目に「日本の財政を家計にたとえると」というのがあるので、引用してみると
○月収(税収です)>40万円
○ローンの毎月の支払い(国債の償還費・利子です)>15万円
これが毎月の話だとすると、自由に使えるお金は大体24万円。
そのうち家計費(一般会計)が39万円、地元に毎月13万円仕送り(地方交付税)をしている・・・52-24=28万円を毎月借金(国債発行でまかなっているお金)でまかなっていて、その借金の累積が5300万円あるんだそうです。
・・・いや、破綻してるだろこの家。毎月15万円返してんのに28万円借りてるんじゃ借金なんか膨らむ一方ジャマイカ。
ってこれだけですますわけに行かないので、もうちょっと見てみますか。
上の状況を改善するためにできることは大きく3つ。
1)月収を増やす
2)家計費を減らす
3)仕送りを減らす
ってことになります。
1)はいわゆる「増税」の話になりますね。
同じく財務省のHPにこんなグラフがあります。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/010.htm
見方はいろいろあるんですけど、注目してもらいたいのは「所得税」「法人税」「消費税」の3つです。
所得税の税収ピークの時期は大体平成元年〜3年、これはいわゆるバブル期ですね。その後、法人税と所得税についてはどんどん下がってきています。どちらも最高点と最低点を比較すると、2倍くらい差がありますよね。
他方、その上の茶色の線は「所得・法人・消費」各税の合計額。これはやはり低下傾向にありますが、半分までは行っていません。
まあ理由はおわかりですね。消費税があるからです。
いわゆる直接税である所得税、法人税と違って、間接税である消費税は「消費」がある限りは発生し続けますし、消費自体が落ち込まない限りは安定的な税源として考えられる・・・というグラフなのです。
個人的に良いか悪いかは別として、税収を増やすためには消費税の増税しかたぶんありえないんですが、小泉さんは任期中にやらないと言ってるわけで・・・まあ税金増やす話は誰もやりたかないけど、やっぱりそこらへんは人気商売な政治家の限界なんじゃないかなぁ・・・と。
俺このグラフをはじめて見たのは2年位前に、当時の課長に教えてもらったのですが、初めて消費税消費税と皆騒いでいる理由がどこにあるのか、これを見てわかった気がしたものですよ。
まあ、短絡的に消費税を上げろというのもなんですが、少なくとも税金の議論を考える上で、こういう資料を見ておくとまた違った考えが出てくるのではないでしょうか。(どれもHPで公開してる資料ですからね・・・)
2)家計をきりつめる話、3)仕送りをカットする話は明日以降にしましょう・・・
今日のぶっちゃけ
「スモーカーとして、公務員として・・・最初にタバコに税金かけること考えた奴には悔しいが脱帽する・・・アンタ頭いい・・・」
財務省のHPを見ると色んな資料があるんですが、「日本の財政を考える」というパンフレットがあります。http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014_1703.pdf
まともに読んだことのある人は殆ど居ないんだと思いますが、このパンフ見ると空恐ろしくなりますね・・・
5ページ目に「日本の財政を家計にたとえると」というのがあるので、引用してみると
○月収(税収です)>40万円
○ローンの毎月の支払い(国債の償還費・利子です)>15万円
これが毎月の話だとすると、自由に使えるお金は大体24万円。
そのうち家計費(一般会計)が39万円、地元に毎月13万円仕送り(地方交付税)をしている・・・52-24=28万円を毎月借金(国債発行でまかなっているお金)でまかなっていて、その借金の累積が5300万円あるんだそうです。
・・・いや、破綻してるだろこの家。毎月15万円返してんのに28万円借りてるんじゃ借金なんか膨らむ一方ジャマイカ。
ってこれだけですますわけに行かないので、もうちょっと見てみますか。
上の状況を改善するためにできることは大きく3つ。
1)月収を増やす
2)家計費を減らす
3)仕送りを減らす
ってことになります。
1)はいわゆる「増税」の話になりますね。
同じく財務省のHPにこんなグラフがあります。
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/010.htm
見方はいろいろあるんですけど、注目してもらいたいのは「所得税」「法人税」「消費税」の3つです。
所得税の税収ピークの時期は大体平成元年〜3年、これはいわゆるバブル期ですね。その後、法人税と所得税についてはどんどん下がってきています。どちらも最高点と最低点を比較すると、2倍くらい差がありますよね。
他方、その上の茶色の線は「所得・法人・消費」各税の合計額。これはやはり低下傾向にありますが、半分までは行っていません。
まあ理由はおわかりですね。消費税があるからです。
いわゆる直接税である所得税、法人税と違って、間接税である消費税は「消費」がある限りは発生し続けますし、消費自体が落ち込まない限りは安定的な税源として考えられる・・・というグラフなのです。
個人的に良いか悪いかは別として、税収を増やすためには消費税の増税しかたぶんありえないんですが、小泉さんは任期中にやらないと言ってるわけで・・・まあ税金増やす話は誰もやりたかないけど、やっぱりそこらへんは人気商売な政治家の限界なんじゃないかなぁ・・・と。
俺このグラフをはじめて見たのは2年位前に、当時の課長に教えてもらったのですが、初めて消費税消費税と皆騒いでいる理由がどこにあるのか、これを見てわかった気がしたものですよ。
まあ、短絡的に消費税を上げろというのもなんですが、少なくとも税金の議論を考える上で、こういう資料を見ておくとまた違った考えが出てくるのではないでしょうか。(どれもHPで公開してる資料ですからね・・・)
2)家計をきりつめる話、3)仕送りをカットする話は明日以降にしましょう・・・
今日のぶっちゃけ
「スモーカーとして、公務員として・・・最初にタバコに税金かけること考えた奴には悔しいが脱帽する・・・アンタ頭いい・・・」
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