統計へのいざない

2005年10月1日
散々書き散らしてきた文章の中で、よく俺は「〜によれば」とか、「〜というグラフがあります」ということを書いてます。

われわれ行政官の大前提として「理由のつかないことはやらない」というスタンスがあります。(逆にやっちまってから理由をつけることもシバシバありますが)その際に一番良く使うのが、総務省の統計サイトとか、他省庁の白書とか、そういった統計データを良く使っています。
(参考)>総務省統計局 http://www.stat.go.jp/

例えばこういったデータを使って、
「○○な児童生徒は抽出調査によると全体の5%、一学年の児童生徒の平均が125万人くらいだからその5%を対象に予算を組むとこのくらい・・・」とか言うように使ってみるわけです。
まあ世の中色々な調査をやっていますが、上記のサイト等はかなりまとまっていていいですよ。大体はばらばらで色んなところがやっていて使いづらいんですよ。「労働力調査」は総務省だけど組合関係は厚生労働省がやって、産業関係は経済産業省がやって・・・なんて具合で。
森羅万象すべて統計でわかるんであれば楽なんですが、まあそれも難しいし、大体調査って金も係るはデータ多いから業務量も多いは大変らしいです。まあ、でもしっかりと自分がやった仕事として後々まで残るから、うらやましい部分もありますけどね。

うちにも今日国勢調査を回収に来ましたが、国政調査は5年に1回行われる指定統計調査です。皆さん協力してあげてくださいねー。

なお、意外と知らない人多いのですが、「統計法」に基づく指定統計というのは、回答するのが「義務」となっています。憲法によらず国民(のみじゃなくて事業者とかも含みますが)に義務課しているってなかなか珍しいので、覚えておくとよいかも。

今日のぶっちゃけ
「ニートの数は労働力調査からひたすら引き算をして残った数のことを言います(H17年5月までは)」

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